2015/09/25

「音声から文字へ」を実践指導する世羅洋子氏

【新・英語屋通信】(46)

「新・英語屋通信」拝読しました。ハンドルネームでしたが、私は誰であるかを特定して思い出せます。私は1980年代当時から30年間以上もほぼ同じ方法で幼稚園児・小学生に教えてきましたが、誰かに役立っていると知って嬉しく感じています。
 私が経営するYES(山口イングリッシュスクール)の生徒は、PV法を活用して、実際に発音しながら、文字と音声の関係を学びます。小学校の中・高学年になると、毎回のレッスンで必ず問われる“How are you?”に対して、誰でもが使う“I'm fine.”だけでなく、自分がそのとき感じている“I'm happy.”などと答えるのが普通です。“Why?”と聞くと、「騎馬戦の練習で騎馬に乗れたから」と答えたあと、“How do you say 騎馬 in English?”と自分の知らない英単語を尋ねてきます。そのとき、発音時の舌や唇の動きや位置を意識させて指導する関係上、すぐさま英語で書くことができます。
 たとえば、生徒が「のどが痛い」と言って、「誰の?」と聞かれたとき、“My right arm hurts.”の my(ぼくの)を思い出しますが、さらに「のどがどうなってるの?」と問うと、「ひりひりする」などと返答します。これまでに習ったことだけで対応できない語彙や構文が出てくるわけですが、そこで「どう言えばいいの?」と追い打ちをかけると、“How do you say のど and ひりひりして in English?”と自分の知らない英単語を聞いてきます。その答が‘throat’と‘sore’であると知ったら、“My throat is sore.”と答えたあと、PV法チャートに対応させて“My throte is sore.”と書きます。そのさい throte の〔o-e〕に注意させて、「音は正解だけど、違う書き方は?」と問うと、別の綴りの〔oa〕を使って throat と書き直します。
 また、毎回いつも当日の曜日だけでなく、昨日と明日、昨日の前の日と明日の次の日、そして曜日・日付や天気を聞くので、いつしか英語話者なみの過去や未来についての感覚が身に付くようです。懐かしい便りがあったら、またお知らせください。
(世羅洋子)

 山口県宇部市に在住の幼児園児・小学生には、英語はYESで教わることを強く推奨します。指導の「方法」が確立され、優れた内容の「テキスト」(生徒には見せない)に基づきながら、しかも「インストラクター」が経験豊富だから、受験英語のみならず、社会人になって役立つ実用英語を身に付けられます。電話は0836-32-7660です。
2015.9.25(金)